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[7394] 『アキノウタ』

詩人:しゅきら

風が吹いた
冷たい風
身を強張らせた
私の元へ
微かに香る
金木犀

甘い香りは
嫌味でもなく
自然に心に
染みていく
それでも凍える
この身には
何が助けになるだろう

手をとって
田舎歩こう
天が高いね
立ち止まれば
返す笑みには
哀愁の色

無邪気に邪気を
放ちながら
通った後には
金木犀


2004/01/09 (Fri)
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