詩人:さきネコ
手をのばしても 耳をすましても 私にはわからなかった季節が花開き 動物たちが現れることで 気づいたんだあたたかさも 明るさもいつものことだと 思っていては自然の変化に 気がつかないそれこそ ゆっくり変わるからさびしい気持ちなんて春風に乗せて 消してもらおうせっかくの 綺麗な日差しが私を避けて しまわぬように桜の花の うすももいろみたいに心まで 優しくなれたのなら地に落ちた 1粒の涙もあたたかさの素に なれるのかな