詩人:どるとる
流れる街並み 空はただ何事もなかったようにどんなことがあった日でも 顔色ひとつ変えない何かを探していたような気がするけれどむなしさ抱えすぎてどうでもよくなってしまったよ疵痕に疵痕を重ねて 生きていくことなんてもう嫌になってしまった 人はこの街の中だけでもどれだけいるだろう僕の流す涙は ただ夕焼けに照らされてこぼれていくだけでどんな慰めも 聞く耳も今は持てないねわがままに 悲しんでいたいだけさ止められぬ 涙を笑わないでこの涙は いわば必死に生きる僕の証。