詩人:おるふぇ
口笛が風に消えていく猫だけが聴いていた愛のメロディーはどこか不器用に響いてまもなくしてこの宇宙から消えた命は素晴らしい世界は素晴らしいありきたりなメロディーは宇宙と同質だからすぐに溶けて消えていく溶けない消えない生まれてくれて生きていてくれて良かったまた出会えた命一雫大きな流れに口笛の息吹は細胞のように小さく溶けてただただ抱きしめたくなった不思議な顔で野良猫はミャーと鳴くだけ