詩人:壬治
ふりあげた拳で何を壊そうかその指先でどんなものを創るのか守るも傷つけるも一瞬すべては委ねられたことなら、これからをそんなに悲観することもない気がして開け放った窓辺から差し込む光と頬刺す風ひんやりと、現実を知っても今日だってまだ呼吸しているあの日の涙を笑顔に変えたいそれだって立派な生きてく理由生きたい理由もう少しあとほんのちょっと少し藻掻いて息継ぎをマスターするんだ