詩人:三歩
雪の匂いはほんのり甘い浅い深呼吸夕焼け空肺の粘膜にクレープ生地みたく薄く伸ばして貼りつける西陽のシャワー雪の表面乱反射流れてくる煮魚の香り細長い風の中先細りのたよりない風となって家路へ急ぐ僕にまとわりつくmy dearest T cityおじいちゃん、おばあちゃん。 こっちは雪が降らないよ。