詩人:紅夕陽
見渡す限り、緑一面の畑地帯に。忘れられたように佇む一軒の廃屋。窓も扉も閉ざされて。もうどれくらいになるだろう。たくさんの想いを、大切に大切に抱え込み。やがて土に還るその日まで。どうか、安らかに。