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詩人:机上の空論

誰にも判ってもらえないって思ってた。

あたしのこと理解なんてしてないって。

あたしのこと判らないって。

そう思い続けてた。

あたしの目の前には誰にも見えないフィルターと壁があって

フィルターで世界を通していらないものは排除してた。

壁であたしの奥にまで入るのを防いで守ってきた。

そうじゃないと、何かが壊れそうで。

壊れたらどうなるか判らないし。

まるで硝子の橋を渡り続けるような

そんな緊張感に見舞われる。

誰にも理解されなくていい。

あたしはあたしのままで生きていくだけ。

あたしだけ理解すればいいの。

2007/09/07 (Fri)
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