詩人:ハト
長い長い時間をかけて描いた螺旋は如何程だろうその枝を覆い隠す私は蔦ですねえ、いいの?じっとしていていいの?私は蔦です欲するのはそこに差す光その枝ではないのですおとなしく絡めとられていていいのですか執着と愛を込めて描いた螺旋は如何程だろう全てを覆い尽した時にはきっとあなたは枯れるのでしょうそれでもそれでも私は蔦ですこの螺旋を止めることはできないのです