詩人:快感じゃがー
きらきら
美しすぎて
直視できないの
嫌いになれない
ストレートな
言葉が
不似合いな
僕には
うまく
誘えない
たまに夢の中で
君に手を引かれ
真っ青な
空の
入道雲のてっぺんで
やっと
捕まえる
きつく
抱きしめる
感触がある
所詮は夢だけど
あなたの色は
多分
白
僕の色は
きっと
黒なんだろう
染まらない
あなたが
好き
スカートを
軽やかに
翻す
きらきら
直視できない
でも君は
黒が好きと
いった
星は夜空が暗いから
美しく
目立つのだと
髪の一本一本が
絹のように
するりと
僕の指のあいだを
すり抜けた
透明な
透明な
君
願わくば
そこでずうっと
笑っていてください
ただ
笑っていてください
君の確かな
透明の愛が
ぼくをいま
生かしているよ
世界の声を
届けているよ
渦巻く痛みを
遠く
遠く
超えて
黒と白が
互いを
引き立てあうよに