詩人:野上 道弥
彼はその手で幸せのボタンをかけ違えた あの娘は涙に濡れた手で愛のボタンをはずした 大統領は血塗られた手で平和のボタンを緋に染めた 奴等は薬漬けの手で生命のボタンをむしった あなたの手はそのボタンをどうしますか