詩人:哀華
迷いはぐれた金色の樹海出ることを拒めず歩くさまは汚く剥がれた塗り絵に酷似してそこは忘却の通り道。なれど痛みさえ伴わず殺した激しさも悲しみも全て無へと翻し迷いあきらめ金色の樹海出口はすぐそこ歩き詰めるのに笑いながら遠ざかる影ただひたすらに願う感情までここでは意味がなく足を捕まれて声の限りに叫んでたいつまでも叫んでた過去さえも私の影が今、金色の中消え逝くのです