詩人:どるとる
目を閉じてごらん
畳の上 カーテンの隙間から差し込む光
意識の狭間に 忍び込む ただ無邪気な白
隠した幼さが 素直な自分を遠ざけても
いつしか 離れた手はまた 繋がるだろう
出会いの数だけ別れの数があるのなら
別れの数だけ 出会いの数があるのだろう
悲しいことより辛いことよりも
嬉しいことや楽しいことを考えて生きていきたい
今は 憎しみに ふるえているがいい
いつか、完全な白に染まるまで
僕は引かれた線からはみ出したままで
少し わがままに幼さを謳いながら
透けた空に融ける
透けた空に融ける。