詩人:どるとる
闇を照らすのが光ならば
光を照らすのはなんだろう
光は何が照らしてくれる
ふいに生まれた小さな疑いが
少しずつ僕の中に波紋を広げて
やがて大きな渦に変わりました
すべての出来事や
繰り返す行いに
答えというものが
あるのなら
僕らは どうして
それを知れよう?
光のない世界に
いつか生まれた光
闇から生まれた光
小さなひび割れからこぼれた陽射し
世界は目を開けて
夜明けという
始まりを迎えた
「産声」をあげて
命が鳴いたその日は
きっとすべての始まりの始まり。
2014/03/16 (Sun)