詩人:流☆群
気がついたら
あたしは檻の中にいて
小さく収まっていた
身動きもとれずに…
退屈な日常に飽きた
自由な世界にあこがれて
探しているものはそこにあるのだと
勢いよく飛び出した
あたしはあたしの思うがままに生きて
自由を手に入れたつもりでいた
でも違った
結局あたしは
自由でもなんでもなくて
勢いよく飛び出したつもりが
羽ばたけずにいて
ただ翼をバタバタ、バタバタ…
檻の中は狭くて窮屈で
小さく収まって目をつぶるしかなかった
ねぇ
あたしのあこがれた自由は
とてつもなく小さな檻だったよ…
2003/11/19 (Wed)