詩人:ライカ
日だまりの車内で広がったしあわせの唄口ずさんで数秒声の重なる時はいつも 同じお気に入りの澄んだ高音のサビのとこ大体どっちかの声が掠れて「よくこんなに声がでるね」って照れ笑いするそんなじんわり暖かいある日が人生のちっぽけな1日として埋もれるのがこわいぬくもりは冷めて消えた と気付く瞬間を恐れて笑う不安を見なかったふりして笑うんだ泣けよわたし己で悼まなきゃかなしみも成仏できないさ