詩人:禪稀
大好きな貴方に
“置いていかれること”―
愛している者をこの世に残して
“去っていくこと”―
二つのうちどっちが辛いかなんてわからない
もしかしたら残された者は
毎日毎日去っていったものを想い続け悲しみ続けるかもしれない
もしかしたら去っていった者は
残した者のためこの世をさまよっているかもしれない…
人はいつの日か死ぬものだから
俺は毎日一生懸命君を愛するよ
だけどもし死が近いことがわかったら
君を残して逝ってしまっても君が悲しまないために
君を俺から突き放すからね
自己満足かもしれないけれど
君を愛しているからするんだよ
君が俺のことをわかってくれると思うから
俺はいつも君のことを愛してる―