詩人:さらら
例え傷ついても大したことはないさ
始めから備えられた条件の中
僕たちはあの季節
黒いドレスで夢を覧た
夢の世界のなかで
僕たちは恋人達
白い雲 灰色と変わっても
傷つかないよ
そこから降る雨冷たいなら
傘さして違う空間へ散歩する
君 誰を愛しく想っていても
夢の世界での出来事だったのだから
黒いドレス脱いで
パステルのシャツで傘閉じて
覧上げたらまた虹
そして夢の世界の出来事のせいにした
黒いドレスの恋人達
様々なスタイルに変わり
その虹の先の未来 歩き出す
あのドレスは
どこに仕舞ったと
春色のワンピース姿で
舞うように聴こえ
時の墓に埋めた
ミシンで夏の衣
秋 冬 暖かくする衣
恋人達でない
僕たちは何に変わった
この心
君を好きでいること
辞めなくては
もう星の数近く
そう想い過ごして