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詩人:morning star
光りのまたたく
時間の細切れの漂いのさなか
目蓋をとじながら
感覚を忘れながら
感応だけもとめたまま
ながれゆく刻の呼び掛けから誘われて
泳いで居る…
つつまれた安息の幽遠の大地の花畑の薫りが
永劫(とわ)につづく生命の故郷の輪郭浮かべて
色どりながらも、
決してそこなわれない遥か彼方の約束の繰出す
波紋の胎動を覚知した喜悦びを…
たしかめるようにして、亦未来世(あした)の旭日(あさ)迄も冥伏してれば善いだけなのよと…
其れはあたかもだれかの生命の心奥へと語りかけるかのように…