詩人:小さな貝がら
あの日私は
君を確かめるように
泣いてみたり
そっぽ向いて
怒ってみたり
私だけを見て欲しかった
私だけを大切に
して欲しかった
私だけを
愛して欲しかった
何処にも行かないように
抱きしめて
私だけを見て欲しかった
天秤にかけるように
君を操って
君が私から
離れないようにして
壊れてた
心が壊れてた
壊れてた心は
誰でも
良かったのかのように
蜜を欲しがるみたいに
私はただ乱れた
壊れたオモチャみたいに
音を立てて崩れた
君の中で崩れた
By 音無詞 詩
☆2010年5月作☆
2010/05/21 (Fri)