詩人:どるとる
そっと流れる夜に
寄りかかり
朝へと傾いてく
時計の針を見つめ
心の中のちっぽけな
スクリーンに
映し出すのさ数ある場面を
繰り返しを繰り返していくだけさ
悲しみも喜びもなくただ流れるように
すべてが夢のように終わってしまうなら
笑顔も泣き顔もむなしく画用紙に滲むよ
それでも積み重ねる命懸けの積み木遊び
崩れてはまた積み崩れてはまた積み
何度でも 繰り返すんだ
また笑えるように
そっと流れる時に
話しかける
「明日は晴れるかな」
星が教えてくれる
その輝きは
僕の涙を遠く遠く
照らしていた。