詩人:百年草
その白く可憐な花は
夏の風に揺れていた
その花は今にも羽ばたいて
飛んで行ってしまいそう
あなたを想うと
眠れない夜があった
眠れば夢の中で
会える夜もあった
夢で会うあなたは
少し違うカオで
でもやっぱり笑顔で
私を見ていた
この想いを
直接あなたに伝えたい
でも伝えられない
伝えられないなら
手紙を書こう
この白鷺のような花に
手紙を結いて
いつか私の想いを
本当の白鷺みたいに
空を越えて
届けてくれたらいいのに
いつか私のこの想いが
空を越えて
あなたに届けばいいのに
2011/08/27 (Sat)