|
詩人:morning star
冥伏(ねむり)と目醒めを繰り返して、
いち番とおくから呼ぶ音声(こえ)を頼りにして、
みえている宇宙とつつまれている是の大宇宙を
ふたつの脚と感性ではやく翔け征く
大雨に降られようとも、雷鳴に震えても、
是の世界から一度は、旅立つことだけは定まって居る。
生命自身のなかへと、たしかな未来世からの因だけ積んで、
是の不確かな真実の明かりの未だにちいさい居場所に於いて
時間とながれているものとつながっているものと、
そこから現れてくるものだけ見極めて、
つづいてゆく運命(いのち)の連帯、
うその無い至福(しあわせ)と咲(わら)えるように
自身の範疇だけは転換えて征こう…