詩人:猫の影
小さくため息まただ、よそうとおもってたのに。深い深い緑まただ、この季節がやってきたんだ。くりぬいたようにぽっかりとあの日々の感情が虚しくなっていって春の終わり 夏の始まり僕の心は微笑みを忘れている。ふわりと一息まただ、うまく煙が吐けない焼き払ったように荒涼と僕の感情はくすぶりもしなくって春が終わり 夏が始まる心はただうつむいている。