詩人:壬治
無言の世界にこだましてその瞬間ふたりは石になったよう。なんて素敵なあなたの名前わたしは何度も呟いてそのたび新鮮な気持ちにゆれうごくちいさなちいさな音心が寝返りを打つような沁み入るようなそんな音がきこえたよそれはあなたの優しさあなたの温もり包み護るすべての現実ありがとうと叫んだなら空っぽだった心もいっぱいになったあなたの力がわたしを生かすの夜だってもう動じないあの月がホラ傍にいる