詩人:花
耳奥で谺する瞼裏で甦る声と姿何処かでしていた花火の音今にも降りそうな雨湿ったにおいのする夜だった夜に透ける横顔と器用なテーブルマナーに私は少し酔ったのかもしれない他愛ない会話も心地よい一時あなたに出逢った偶然になぜか運命を感じた今宵の感覚が永遠に留まるような深い深い感傷に浸るいつになく長い夜だった -Aug15,2003-