詩人:和泉
ぱん と弾けた風船はあの日のものであって欲しかった手を離してはいけない と教えられていたのに気が付けば風船は手から消え空高く登り気持ち良さそうに泳いでいた泣く子にまた今度 とパパは約束をし風船を失った右手をママの左手が優しく包んだ