詩人:矢井 結緒
青いルリビタキが電池切れの飢餓の果てに蚊細い声で鳴き続ける自分の生さえまともに扱えないからまるで唯一の勝ち星みたいにたった3万の1のありきたりの最期を自ら選ぶ大した傷も残せないまま無かった事にするなんて意味がないから傷つきながら傷つける事を決して止めないだって薬どころか毒にもなれないなんて無視出来ないワーム以下の存在だから青い鳥だって食べてはくれないもん