詩人:凪都
降り注ぐ重力は常に平等それは同じ地平線の上立つ事を望めばの話それでも君たちの足取りは風船みたく軽くときどき私のポンコツは鉛以上に重い羨ましく思うそれでも身体を今日はどこへ運んで行ってしまおうか?山の頂きを目指そうそれとも海底深くへいつでも削ぎ替えの効く便利な人間ではない鉄やプラスチックやゴムに犯され続ける足だが手を引かれて歩きだす事はない彼にもプライドがあるらしい