詩人:雨蛙
虚ろな目をした天使はばたく翼は傷ついて紅に染まってゆく紅い羽根は舞いやがてその身を太陽に焼かれようとも高く高く空へと一枚の羽根が風にのりそっと足元へ舞い降りた空を仰ぐ僕の瞳は真直ぐに天使の背を見送った空を舞う紅い羽根は雪の様に緩やかにシンシンと降り続けた