詩人:久穏
頬をつたる 一滴の涙
涙に濡れた君の頬
そっと、指で掬い上げて
「どうしたの?」と声をかければ
君は驚いた顔をして
すぐに何時もの笑顔を見せる
強がって 弱い自分を隠す君
本当は辛いのに 僕の前だけで良い
弱さを曝け出して欲しい
君の弱さ 脆さ
君の気持ち 考え
判らない人には判らないから
だから、それで泣かないで
僕は君を判っているから
僕は君の味方になってあげるから
頼りない僕でも 君を救えるでしょうか
恐怖に震え 一筋の涙で頬を濡らす君を
僕は救えますか?
2008/11/08 (Sat)