詩人:aria
自分の声がひどく嫌いで
潰すために歌ったの
ロックンロール
きらきらし過ぎた君の目は
やっぱりきらきらした世界を探してて
吐き捨てた紫煙で
霞んだあたしに
気付くはずなんかなかった
眠りにつく前に
優しく抱いて掻き鳴らす
あたしは君のギターになりたかった
哀しい歌だけは得意だから
一人の夜はそっと
口ずさんで
がらくたのようなメロディーで
自分を表現できたなら
笑って通り過ぎる日常が
横目で確認してくれる気がした
振り切るために歌ったの
ロックンロール
不純な動機を
精一杯
綺麗な言葉に置き換える
共に長い道を歩いて
同じものを見てくたびれる
あたしは君のギターになりたかった
優しい歌も歌えるよう
全てを
愛してみせるから
片時も手放すことなく
いつも一緒に歌ってる
あたしは君のギターになりたかった