詩人:ワタナー
まだ温かい脈打つ首の感触白く細い首の感触両手を差し出しやさしくやさしく首を絞めた痛くないよう苦しくないようやさしくやさしくああ 命が終わるんだ私のこの手が命を摘み採るんだ君は涙も流さず静かに眠った「ありがとう」私は涙ばかりが流れ君の首の感触が段々薄れていくのが君の生きてる証が消えていくのが怖くなって怖くなってただただ涙を流した冷たい君もう君は目覚めない最期の言葉だけがいつまでも私の命に響いてた