詩人:morning star
魂の檻のなかで生命の宇宙の涯てで己心の自我の障壁(かべ)を壊そうとのたうつ刻のながれを超えようと足掻き虚空(くう)を眺めみては、たどり着いた満々たる生命力の境地に居ながら、薫風(かぜ)を、春光(ひかり)を、夢幻(ゆめ)を、胸奥の眼目(ひとみ)へと吸いこんでは“臨終”の今際の淡きひとときたちへと包容(つつ)まれゆく“人界”の終焉日を目がけゆっくりと疾走を、くり返して……る