詩人:カィ
落ち葉の匂い
夜の風の匂い
冬が近づいた、少し冷たい風が
キミの匂いを連れてきて
『はっ』っと振り向く
でも
キミはいなくて
いるはずもなくて
少し
切なくなって
しばらく、動けなくて
ベンチに座ってた
よくここで、暗くなるまでキミと話した
今、隣にキミはいない
こんなにもキミを感じてるのに
キミの影だけが、僕を悩ませる。
キミは行ってしまった
僕の手の届かない場所へと
後に残ったのは、行き場のない思いと、海より深い後悔。
キミの匂い
本当は、もぅ
忘れてしまったのかもしれない
2005/12/16 (Fri)