詩人:どるとる
なんとなくなんとなく真夜中に外に出て
冷たいドアノブをひねったんだよ
なんとなくなんとなく公園に来たんだよ
そしてブランコを漕いでいる
僕は漕いでいる
吐き出すと白いため息が 煙ってる
煙草の吸い殻 投げ捨て つま先でもみ消す
何もかもがうまくいかないなあ
涙がぽろぽろあふれてくるよ
言い訳する事を許してくれるなら
生まれてしまったからには間違いくらい許せよ
明日がもう目と鼻の先に近づいてる
夜明け前の公園に一人僕は世界から
一番遠いところで息をしている。
2014/07/16 (Wed)