詩人:緋文字
やはり馴染めない
どんだけ通っても慣れない
ピンクのカーテンも
必要以上に
優しく笑う顔も
白衣も
冷たい器具も
聞いてると他人事のように聞こえる説明も
身の軽い私が
ココに来る時だけは
重い躰で
このまま降りずに
違う場所へと行ってしまいたい気分になる
『心配しないで行っておいで。いつも変わらず傍にいる』
あなたが言ってくれるようになってからは
随分と軽く、楽になったはずだけど
まだ全部話してないことに
また少し重くなった
また一週間が長い
どうか今回も無事に
やりすごせますように
なんの努力もしてない私が思うことじゃない気がする