詩人:どるとる
積み重ねていく時間の中に
一分一秒が重くのしかかる
砂時計のような世界の中で
僕らは鋼みたいな意思で生きることを強く望む
この一歩が明日につま先だけでも引っかかればって想ってる
何度でも手にしては何度でも失う
今日という昨日という一度きりの時間
昨日によく似た今日を生きているけれど
紛れもなく今日は昨日とは違う今日だ
僕は少しずつその意味を 痛いくらいに知っていくんだろう
日々目にするものの中に
ひとつでも確かなものはあるかな
ほころんでゆくように時が消えてく
世界の終わりがあるなら鼓動が止まったその時だろう
当たり前だけど呼吸を繰り返して 僕は生きている
何度でも捨てては拾う命がある
重荷になったり助けになったり
昨日とはまるで違う気持ちを抱くことで
きっと僕は歩き出すことが出来るんだ
悲しみから生まれる痛みより生きることで生まれる痛み
何よりその痛みがおまえは生きてるっておしえている
何度でも手にしては何度でも失う
今日という昨日という一度きりの時間
昨日によく似た今日を生きているけれど
紛れもなく今日は昨日とは違う今日だ
僕は少しずつその意味を 痛いくらいに知っていくんだろう。