詩人:どるとる
さして誉められもしないのに
悲しみに 耐えている
見えない雨に芯まで冷やされて
歯を食いしばってる
生きていくことの辛さを味わいながら
それでも生きたいのは生きることはそれ程までに楽しいから
一度死ぬと決めてでも死ねなかったから
それなら生きていこうと決めたときから
この胸に灯ってる明かり
生きているという当たり前なことを確かにするための人生だ
生きているなら 傷だらけだって構わない
燃え盛る灯火消さないように生きていく
脈打つ鼓動に重なるように息をする
走り抜ける 青い空広がる 穏やかな街並み
生きていれば まだなんとかなる
生きていれば いつでもやり直せる
だからこの灯火は消さない
だからこの灯火は消えない。