詩人:甘味亭 真朱麻呂
親父が昔うまそうに飲んでいた生ビール
今でこそ飲めるけどあの時のガキだった僕はビールの泡を口にしただけでも美味しいとは感じなかった
それなのに不思議だね
大人になって飲んでみたら
不思議と美味しさがわかったんだよ
懐かしいな
懐かしいな
時々ビールを飲みながら
あの日の僕を思いだしては涙浮かべる
親から離れて暮らす淋しさよ
ビールの泡とともに消えゆくがいい
明日になれば全部忘れるさ
来年の正月にはみんなに会えるさ
それまで頑張るとしますか。