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[82566] 朝顔

詩人:和泉

道端に咲く花の名前すら知らなかったあの頃



夏に毎年配られた種は
小さくて

ジョウロのシャワー
サン・ライト
土のベッド
それらだけで
大きくなったとは言わないけれど



紫の花びらは
きっと
色鉛筆じゃ表しきれなくて

何度も書き直して
薄くなった絵日記帳


あの小さな種が
咲かせる花が
こんなにも綺麗だったとは

2006/07/31 (Mon)
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