詩人:どるとる
過ぎ去った昨日の景色の中に
傷跡が見えるようさ
見えないものだと人は笑うだろう
聴こえないだけで無いものと思い込む馬鹿者め
あらゆる概念の中で
唯一 存在することを許されている
「心」という見えざる思想は単なるまやかしか
まだ 消えない まだまだ消えない
後悔という残留思念 悪あがきした若さの影
幽霊みたいに 行ったり来たりしてる
胸の中 いろんな感情が喧嘩している
生きているだけで忙しい
忘れたというのは全部嘘で
今までのすべての痛みを覚えている。
2014/08/18 (Mon)