ホーム > 詩人の部屋 > ユズルの部屋 > 悲しみの淵から > 投票

ユズルの部屋  〜 「悲しみの淵から」への投 票 〜

  • ユズルさんの「悲しみの淵から」に投票します。
  • 不正防止のため投票は「詩人の部屋」の登録者のみに制限させて頂いています。
  • ユーザーIDとパスワードを入力して「投票する」をクリックしてください。

[128265] 悲しみの淵から

詩人:ユズル


みんなキラキラと
変わっていってしまう
君は言うんだ
眩しい太陽が痛い

閉じ込められていた檻は
いつの間にかがらんどう
取り残されて 鍵穴に触れて
悪い夢に堕ちていく

いつだってゆっくりでしか
歩けなかったんだもの
優しい水ばかり探していたから
今更怖いじゃない

君とふたりうずくまって
悪夢を共有したって
光に呑まれてくだけよ

不器用な右手ふたつ
空を切って 嫌になって
それでもここまで来た
言葉じゃなくたってわかる

切なくて苦しくて
曖昧なぬくもりで
空には届かなくても
それでもいつか
あの丘を越えるくらいに

2008/06/24 (Tue)
ユーザーID パスワード
一言コメント  


- 詩人の部屋 -