詩人:遥 カズナ
俺は
言葉等…
初めから
無意味に近いと承知で
戦っているのだ
それを
さも複雑な、不穏や欺瞞、憎悪や不純、差別や怒りを人のリアルな核心か本質のように
くだらない
全ては単純だ
理由等、正当化する為の後付けに過ぎない
答えは初めからそこにあるのだ
それを
達観したかのような
悟ったような
権威があるような
有り難い教えのように…
いいか
ただ男は何がしかのもっともらしい理由を付けて未知の丘の向こうへ行きたいだけだ
俺もお前も魂からの嘘つきなのだ
分かったか?
2006/12/28 (Thu)