詩人:番犬
そこのお前求めるものがあるならば願うなもぎとれ力を忘れた両手にもう一度だけ木漏れ日のような光が差すであろうことを信じろ蜃気楼のような深さ無限の砂を掘れその中に燃える一滴の氷を探すようにああそれが命ってことだお前の中の番犬よ何度も囁けお前の居場所はここではない、と裸の感性剥き出しの刃で醜く太ったハングリーを磨け理解されることを願うな理解させる力をもぎとれ