詩人:楠崎 志杏
あの日の傷みさえ
風に消えていくの…?
雲の流れは『私』を
思い出させて
風の温度は 手を
ふるえさせた・・・
『私』の雲の流れは
風の赴くままに
流れ流れていくの・・・
今はただあの日から
逃げ出したいのだけなのかもしれない
君を傷つけた『私』は
今でも確かに
存在しているの・・・
空へ
私はもう
人の傷つく姿を
見たくないです・・・
どうか
どうか
皆が空を見て
平気で泣ける
優しい人と
出会えますように・・・
あの日の『私』を
今の私なら救える・・・
きっと笑顔で・・・
2006/06/18 (Sun)