詩人:緋文字
髪をゆるやかに垂らすのも毎晩、爪先を染め変えるのも口元に媚びない色を置くのもいつ触れられてもよい様にどこもかしこも柔らかくあなたのためと言いたいけれど女ですものこればっかりは不変に続けていくのです心配ならばもっと傍へ遠くにいないで四六時中を私の傍にあなたがスーツを身に纏い空港へ向かう姿、見送る時知らないあなたがいる事に私もおんなじ気持ちなのよ来月あなたと逢う時に着る秋物の服を今日買いました