詩人:さみだれ
閑静な住宅街化け物は神様を気取り滑り台のてっぺん屋根の上いちょうの木手を伸ばし空に深い深い穴を掘ってそれは財布に空いた穴それは心の溝それは星〃の隙間ハァ…化け物は神様を気取り孤独を装ったバカバカシイ不明瞭な光に弱く何にもない闇に溶けた深い深い穴を掘って底に耳をあてて胎動を感じ躍動を羨み希望に身を預けたハァ…モウ ソラガ アンナニ トオクニ