詩人:どるとる
寝過ぎた夜は ただいつも 時の重さに押しつぶされるだけ
振り返れば なんて素敵な毎日だったんだろう 僕は気付く
こんなふうに こんなふうに ぼんやりしている時間が間違いなく幸せと呼べたなら
きっと僕は幸せになれる
無意識に咲かせた花よ 君の中でだんだん 思い出になる
押し寄せるさざ波に僕らは たどり着く夕暮れ 帰り道
こんなふうな こんなふうな なんでもない気持ちが 本当は宝物だって知っている
もう少し早く気づけたなら
きのう降った雨に 道に落ちてる水たまりに 映ってるあの日の私
こんなふうに こんなふうに ぼんやりしている時間が間違いなく幸せと呼べたなら
きっと僕は幸せになれる。