詩人:亜嘩茄
あたしが死んだら
君は泣いてくれますか
誰よりも 大粒の涙を
こぼしてくれますか
毎日 この温かい空間に入ってくる 恐怖
真夜中に聞こえる 足音
怖くて 誰なのかも
確認できなくて
布団にくるまり
自分の体温感じながら
ふるえてる
殺されるかもしれない
誘拐されるかもしれない
壊さないで
こじあけないで
この温もりを
いつも 君の事考えたら
怖くなかった
何があっても 君を思い出したら
涙もひいていった
今は 涙 溢れてる
止まらない
思考の渦からぬけ出せない
君は あたしを助けてくれるのか
あたしが死んだら
泣いてくれるのか
あたしのために
泣いてくれるなら
殺されてもいいと思った
でもそんな風にしか
君の気持ち
確かめられないなんて
悲しい
やっぱ死ぬのは怖いよ
殺されたくない
ねぇ、あたしが死んだら
君は
大粒の涙こぼしながら
泣いてくれますか?